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過ぎ去りし日の香水 バブス・クリエーション - 2016.02.07 Sun



今回は、久々に海外の物を取り上げます!

バブス・クリエーションのスカーレット・オハラをイメージした香水のビンです。
ガラスドームというのは、どうしてこうも物を素敵に見せるのでしょうか!
この香水の正式名称は「Yesteryear perfume」、日本語に訳すと「過ぎ去りし日の香水」
という意味になります(多分)。





ガラスドームは割れていたのをガラス用接着剤でくっつけました!
一応くっついているけれど、ふとした拍子に外れそうで怖い(汗)



真鍮製の土台とガラスドームを含めると全長は13.5cm、香水ビンの高さは10.5cmほどです。
ドレスを着た女性の形の香水ビンで、手には日傘を持っています。



スカーレット・オハラをイメージしているそうですが、肝心の顔はよく分かりません(笑)
小さなガラスビンで顔を表現するというのはなかなか難しいですよね。



花はビロードで作られています。
経年劣化で色は褪せていますが、発売当初はカラフルだったようです。



この花束はワイヤーで胴体にくくりつけられています。
なんとか保っているという感じです。

欧米ではポピュラーな香水ビンのようで、英語で検索してみるとネット上でも
かなり多くの情報を見ることができます。
状態は物によって様々ですが、金属製の土台に女性型の香水ビンが固定されており、
その香水ビンには花束とリボンが付いていて、ガラスドームで覆われているのが
スタンダードなスタイルのようです。
私が持っているのはリボンが無く、花束も一部欠けていますが、それでもかなり素敵だと
個人的には思っています!
日本でもこの香水ビンはある程度、流通しているようですが、詳しく解説されているのを
見た事が無いので、自分なりに調べてみました。

「風と共に去りぬ」は1939年12月15日に公開、大ヒットを記録したアメリカ映画です。
1936年に出版され世界的ベストセラーとなったマーガレット・マナーリン・ミッチェルの
小説が原作となっています。
出版の翌月(早っ!)にデヴィット・セルズニックが映画化権を獲得し、
3年の歳月をかけて撮影されました。

この香水が発売された年については、映画の公開と同じ1939年とする説と、
翌年の1940年とする説があるようです。
映画上映は年末ですし、上映開始後に製品の開発に着手したと考えると、
1940年が自然なのではないかと思いました。
でも上映前から注目されていた映画でしょうし、公開に合わせて発売されたとすれば、
1939年でも不自然ではありませんね。
このボトルデザインはウォルター・ハーシュフィールドという人物によって、
1939年4月21日に特許を取得されているそうです。
それが本当なら、映画の上映を見据えたアイテムであったことはほぼ間違い無さそう!

バブス・クリエーションという会社についてですが、残念ながら詳細は分かりませんでした。
この会社は1944年にも、「風と共に去りぬ」をテーマとした香水、
「Forever yours(永遠にあなたのもの)」を発売しています。
こちらも、ガラスドームの中に香水の入ったハート型のビンを掲げている女性の両手……
という非常に魅力的なデザインですので是非、英語で検索してみてください。
面白いのは、「風と共に去りぬ」をテーマにしているとされる、この2つの香水ビン、
実はどこにも「風と共に去りぬ」「スカーレット・オハラ」とは記述されていないんですね。
女性型の香水ビンの土台のラベルには「Yesteryear Perfume By Babs Creation Inc.」、
ハート型の香水ビンの土台のラベルには「Forever yours By Babs Creation Inc.」と
記述されているのみです。



ひっくり返してみました!
経年のせいでしょうか?ビンが台座から外せないので、底を見るのが大変です(笑)



ちなみに私の持っているものにはラベルは残っていませんが、底には
「Babs Creation Inc」とエンボスが入っています。

海外のサイトでは、この香水ビンの説明として、必ずと言って良いほど
「風と共に去りぬ」の名前が出されています。
それがどうしてなのか、何を根拠にしているのかが分かりません。
この香水の宣伝広告の1つでもあれば参考になるのですがねぇ。

この香水ビンの現在の流通量を見る限り、映画と小説の人気に乗じて、当時はかなりの
売れ行きだったと思われます。
ガラスドームにドレスを着た女性の香水ビン、花束にリボン!
女性の好きな要素をこれでもかと詰め込んだデザイン、女性達のスカーレットに対する
憧れも相まって、売れない訳はないですよね~
1939年と1944年という、日本が戦争のため贅沢品の類を厳しく取り締まっていた時に、
アメリカではこうした華美な香水が普通に生産され、そして消費されていたという現実には、
お国柄というものだけでなく、歴然とした国力の差というものを感じずにはいられません。

「風と共に去りぬ」が日本で正式に上映されたのは1953年のことになりますが、
戦中に日本軍が米軍から勝ち取った占領地の一部では観ることができたそうで、
「こんな映画を作る事のできる国には勝てないと思った」という証言が残っています。

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● COMMENT ●

こんばんは!
ドームに入っていると、ちょっと豪華でパッと見香水壜ではなく、何かそういう置物に
見えますね。真鍮の土台もいいんだよなあ・・・
光源が更にアンティークな雰囲気を出していてとってもいい感じ。
特に四枚目、ドームから出した写真は構図もツボで、ゾクっとしてしまいました。

「風と共に去りぬ」のテーマで売り出しているのに、そのものの名前が付いていない
というのは面白いですね。そのものの名前を使えない、利権とかそういった面倒な
ものが絡んでいるんでしょうか。

よ〜かんさん、どうも!

豪華に見えますが、神薬のビンよりよっぽど安かったです(笑)
今回は写真をどう撮るか悩みました。
これでも十分満足な結果ではないのですが、こうやってドンドン、
撮り方のパターンを増やして学んでいきたいと思います!

> 「風と共に去りぬ」のテーマで売り出しているのに、そのものの名前が付いていない

そうそう、そこがどうにも腑に落ちないんですよね〜
販売元は「風と共に去りぬ」を全く意識していなかったけど、大衆が勝手にそれと結びつけて
バカ売れした……とかだったら面白いなあ、と思ったり。
それから、5年後にもう一度「風と共に去りぬ」をテーマにした香水を出しているという
ところも理由が気になります。
第2弾を出すには時間が経ち過ぎているような気がするんですよね。
1944年といえば、第二次大戦が正念場に来ていた時期ですし、戦意高揚?女性達へのご褒美?
的な意味合いがあったのかな?なんて勝手に考えています。
出兵する夫や恋人への愛を込めて「Forever yours(永遠にあなたのもの)」という名の香水を
つける、な〜んて、なかなかロマンチックな気がしませんか(笑)!?
妄想が止まりません!


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Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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