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2017-11

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昇英堂 ゴコーのかほり - 2015.07.11 Sat



赤地に手描きの花々が印象的です!
昇英堂のゴコーのかほりです。
こちらは前々回の記事でちょっぴり写真に写っていましたね。
あんてぃかーゆさんで購入したものです。
謎が多いゴコーですが、敢えて取り上げます。



ビン背面の下部には「GOKŌ」のエンボスがあります。



横から見ると、このビンの作りの悪さがよく分かります!
常に前のめりです。この姿勢、見習いたい!笑



箱も、立っているのがやっとという状態です。
でも紙箱が残っているだけでもラッキーかな〜



箱の底面には「株式会社 昇英堂 京都市伏見区新町四丁目」との記述。
ポマードや香油などのヘアケア商品を主力とした化粧品会社だったようです。
創業者や創業年等はさっぱり分かりませんが、資料を見たところ1920年代から広告が
見受けられるので、そこそこの歴史はある企業だと思います。

1920年代の広告では、「ゴコー」ではなく「御香」と表記されています。
主力商品は「御香椿油」だったようです。
1930年代になると、「御香」が「ゴコー」となり、モダンなデザインのビンに入った
新商品(ゴコーブーケポマード、洋髪香油ゴコー)も登場しています。
ハイカラな横文字を冠した競合他社の製品が多くなる中で、昇英堂も、これじゃイカン!
と思ったのかもしれませんね。
更に1940年代に入ると新商品が続々と登場、ゴコーのかほりもこの頃発売されたようです。
ボトルソウドウさんの拾ったゴコーはこの頃に発売された「ゴコー黒椿」かも?
こちらのサイトで「ゴコー黒椿」の広告が紹介されています。)
ゴコーのかほりは、香りを楽しめる整髪料(頭髪香水)として販売されていたようです。
その広告によると、香りのバリエーションはバイオレットとジャスミンの2種類のみ。
私が今回取り上げた、ローズが発売されたのはいつごろなんでしょう。
箱の文字が左から右なのと、瓶のデザインもなんとなく戦後っぽい?ので、
ローズは戦後発売された物かもしれません。
資料で昇英堂の存在を確認できるのは1950年までです。

最近、小間物化粧品商報を見るのにハマっていて、今回の記事は商報を参考に書きました。
日本粧業会がネット上に公開している、戦前から現代に至るまでの資料です。
化粧品を調べるのに大変便利な資料なのですが、実はつい最近までその存在を知りませんでした!
本当に興味深い情報ばかりで、もっと早く知っていたら…!と悔やまれて仕方ありません。
商報を見るには、骨董市やオクで入手するか図書館に行くしかないと思っていたのですが、
これはお金をかけずにいくらでも見ることができるので本当に助かります。
ただ、大量のデータの中から必要な情報を見つけ出すのは大変で、閲覧しているとあっという間に
時間が過ぎてしまうのが困りものです(笑)
適当に飛ばし読みしているので見落としもあるでしょうが、上手いこと使っていければと思います。


追記:創業年不明としましたが、1950年の広告に「祝55周年」との記述がありました!
ということは、創業は1895年でしょうか。歴史がありますね。
更に1951年にも広告が出ているとのことなので、少なくとも1951年までは存在していた
ことになります。情報提供ありがとうございました。

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● COMMENT ●

ゴコーのかほり、箱やラベルのはみだした花模様がかわいい!
ヨロっと立ってる姿が、とてもけなげでかわいい!
蓋はベークライトなのでしょうか?容量5ccて、かなり小さい?

1920年代に「御香」だったんですか…ゴコーて何?て思ってました
そうだったんですか、すごい情報、ありがとうございます!

香水かと思っていたら頭髪専用なんですね!あんまり変わらない気がw

商品名のみですとお茶を連想してしまいます。何だか美味しそう( ´艸`)
そして紙箱はレトロな喫茶店のようで素敵です!

ちなみに…かほりは嗅がれたのでしょうか…?
デザインのせいか濃厚なローズのかほりがしそうですね。

mukashi_noさん、どうもー!

断言できませんが、蓋はおそらくベークライトなのではと思います。
スクリューキャップで、今でも開け閉めできます。
全長は大体7センチくらいですよ!
平たくて細長いのでかなり頼りない感じです。

私も、ゴコーってなんだろう?と思っていましたので、
「御香」を見つけた時は目の前の霧が晴れるようでした!
「後光」とか「五光」とか、光の付く言葉ばかり予想していた私って…(笑)
ゴコーで検索してみると、この名前を使っている企業って結構多いんですよね。
それぞれどういう意味なのか気になります。

惑星さん、こんにちは〜

あんまり変わらない気がw 確かにそうですねw
「ゴコー整髪料本舗」という名前で商品を販売していたので、
頭髪専用にするのにこだわっていたのかな〜と思います。

キャップは問題なく開け閉めできるので、試しに嗅いでみましたが、
惑星さんがお察しの通り、超濃厚なローズのかほりでした!
劣化したような嫌なかほりではなくて、昔によくあるような懐かしいかほりです。
余談ですが、「香り」と表現するよりも「かほり」と表現したほうが
匂い立つ感じがして良いですね(笑)

こんばんは 
ゴコー このタイプはじめてみました
素敵なデザインに いい佇まい
こんなの見つけると嬉しくなりますね

小間物化粧品商報
あれ 面白いですよね(^^)
以前 こっとう屋さんで2冊買ったことがあって
たぶん 今は実家に眠っています
本の外側は 地味なレートの宣伝で
内側の初ページは クラブ 
終ページは ウテナの広告でした
黒ネコチャックさん
化粧品石鹸価格名簿って知っています?
こっとう屋さんが持っていて
こちらも 広告面白かったですよ
ネット上でみられるなんて いいですね
情報 ありがとさんです🎵

おぉ~!御香とは予想すら出来ませんでした。
詳しい情報参考になります。ネットで閲覧できるが凄いですね!
色んな壜がありませけど、この形はいつから作られていたのか?
などと解明できそうですね。
既に御存知かもしれませんが↓
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/umdb/newspaper1000.cgi
こちらでも色々と調べることが出来ます。

コップ祭りさん、こんばんは!

化粧品商報、コップ祭りさんはやはりご存知でしたか!
商品・企業の情報以外にも、化粧品に関わる当時の人々の心情だとか、
暮らしだとか、美人論だとかが赤裸々に語られていて、当時の空気感みたいなものが
ひしひしと伝わってくるんですよね〜
ネット上で見られるのは良いんですけど、ずっと見てると目がチカチカしてきます(汗)
やっぱり紙のほうが見ていて心地が良いですね。

化粧品石鹸価格名簿!?
石鹸だけでなくて化粧品の広告も載っているのですか?
それは見てみたいですね〜
ネット上で公開されてないかしら!

ボトルソウドウさん、どーも!

「御香」って予想外でしたよね。
漢字で書くとすごく上品なイメージですけど、「ゴコー」とカタカナにするだけで
全然イメージが変わる気がします。(個人的に「ゴコー」の字面は強そうに見える)
商報を見なければここまで知ることはできませんでした。
商報さまさまです!
ゴコー以外にも、これまで謎だった存在について少しずつ色々分かってきています。
ボトルソウドウさんも、化粧品っぽい物を見つけたら閲覧してみることをお勧めします。

リンク先、早速拝見しましたが、こちらも面白そうですね!
調べものする際は是非参考にさせて頂きます。
最近は面白い資料ばかり見つけてしまって、睡眠時間がどんどん削られています(笑)


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香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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