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2017-05

びんの往き着く処 - 2015.04.26 Sun



ここ、どーこだ?





もうお分かりですね?

そう、日本唯一のびんの博物館、ボトルシアターです!
(なんぞそれ?という方はこちらをどうぞ)

とうとう行って参りました。
存在を知ってから約3年ほどでしょうか、長い道程でした。
毎日のように通り過ぎている駅が、実はボトルシアターの最寄り駅だということを知ったのは
今年1月の骨董ジャンボリーの少し後のこと。
しかし、それを知っても勇気が出ず、ズルズル今日まで来てしまっていた訳です。
本当にチキンです。はい。

見てきた感想はというと、上手く表現できませんが、びん以上に博士の人柄が眩しかったです。

私はかなりの方向音痴なので、館長であるびん博士に駅までお迎えに来て頂きました。
お会いするのは骨董ジャンボリー以来、二度目になります。
はじめは心臓ドキドキでしたが、挨拶を交わした後は博士の楽しいトークが繰り広げられ、
肩の力を抜くことができました。
ボトルシアターを併設しているご自宅に到着すると、他の方も仰っていた通り、
全くそれとは分からない外観で驚きました!
お迎えを頼んで正解でしたよ!

そして、念願の入場です。
カメラは持って行ったのですが、見たいもの聞きたいことが多すぎて、
片手間程度に撮ったものしかありません。
びん、ビン、瓶、壜、便、敏、秤、bin………………
ありとあらゆる「びん」が所狭しと並んだ空間は、とても美しく、
そして何故か懐かしい、そんな空間でした。
びんを照らし出すライティングがより一層、幻想的な雰囲気を醸し出します。
あっちからもそっちからも、びんの囁き声が聞こえてくるような、そんな空間。
更に素敵だったのが二階の書斎です。
書物とびんとソファーで埋め尽くされたその部屋は、まるで映画のセットのよう!
吹き抜けの作りになっているので、二階の窓からは棚に並んだびんを一望することができます。



「夜は夜で、すごいキレイなんだろうなぁ~」と、同行していた夫が呟きました。
確かに、夜は夜で素晴らしい光景になりそうです。
いつも思うのですが、この夫という人は、びんにそこまで興味がないはずなのに、
「こやつ、分かっているな!」と思わせるような発言をポロッとするんですよ。
良いセンスを持っていると思うのですが、残念ながら(幸いにも?)、本人には
びんマニアになる気などさらさら無い様子。



二階で交わした博士との会話は、この先、忘れられそうにありません。
博士の話す、びんを愛するが故の苦悩と喜びには、頷かされる部分が多くありました。
びん収集家のみならず、世間からあまり評価されることのない趣味をお持ちの方々は、
その多くが、「自分、何やってんだろ?」と我に帰る瞬間がおありのことと思います。
でも、そんな事を考えるのはやめて、好きなものがあって、好きなものを眺めることに、
純粋に喜びを感じる、それで良いじゃない!何も悪いことないよ!
というメッセージを受け取りました。
そして話は人生についてまで及び、

「苦しいこと悲しいこと沢山あると思うけど、人生なんて妄想みたいなもの」

「今作っている図鑑も、妄想の集大成みたいなもの」

と仰る姿には、もはや言葉もありません。
お恥ずかしながら、私は涙を堪えるのに必死で、ただただ頷いていました。
そういう話に弱いんですよ~!

一番面白かったお話は、戦争と平和について熱く語る教授仲間を前に、

「僕にとってはびんをボーッと眺めることが平和なのですが、
 つまりはそれを目指せば良いということですか?」

と聞いたところ、それまで熱く語っていた教授仲間が固まってしまった……というお話(笑)。


この収集が自分にとって、一生を通じた大切なライフワークになるだろうということは、
薄々感じていたことですが、ボトルシアターを訪れて、その思いが一層強くなりました。
びんの呪縛から解き放たれたい、という人は行かないほうが良いかもしれません。
ここにくると、行けるところまで行っちゃおう!という気持ちになってしまいます (笑)
そういう「魔力」みたいな物を持っています。
今になって後悔しているのは、私が化粧びんが好きだという話になった時に、
博士が探し出してくれたカネボウの香水びんを写真に撮らなかったことです。
ハデハデでとっても素敵だったのですよ~
今度また、お邪魔した時に撮らせてもらおう!


余談ですが、博士の図鑑の作成をちょっとお手伝いすることになりました。
博士の助手の方が苦労しているという作業が、たまたま私の得意分野だったもので……
またお伺いする口実が出来て嬉しい限りです。
作業自体は至極単純なものなので、失敗することは無いと思いますが、
ご迷惑にならないよう、気合い入れて頑張ります!

という訳で、次回、「お手伝いする」の巻へ続く……かも!?

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● COMMENT ●

あ~なんて素敵なんでしょう 
東京さ行ったら
ぜってい 行くべ 

吸い込まれる 綺麗さですね

遂に行かれたんですね!
そして相当熱い時間を過ごされたようで。しかも壜図鑑のお手伝いをする
ことなるとはすごい!
私には、モノを創るということにことごとくセンスがないので、こういうことが
出来る方が羨ましい・・・
そして、博士。きっと皆同じことを思うのかな。素晴らしい方ですよね。
私は二階に通された時、資料の書物に何故か真っ先に目を奪われました。
一つ一つ開いてみたいとか思った程です。また行きたいなあ。

そうそう、蓋とくっ付いた箱の剥がし方のご教授、ありがとうございました。
まだ手をつけてません(ホンの少し力を加えるだけでもボロって行くんです・・・)
が、心の余裕が出来た時にがんばってみますね。資料用に買ったのに、中身
が見られないと何の意味もないし(笑)

コップ祭りさん、こんばんは!

綺麗さに吸い込まれて帰ってこれないかと思いましたが、
残念ながら帰ってきちゃいました(笑
また行く日が待ち遠しいです。
東京さ来たら、ぜってぃ行ってみてくだせぇ。

よ~かんさん、どうも!

相当熱かったですよ!
人生観だけではなくて、神薬の歴史等々についても、
本当に良いお話を聞かせて頂いたと思います。
コレクターではない人が聞いたら「はぁ?」となってしまう
ような話も気兼ねなくできて、とても楽しかったです。
書物は私も気になりました!
ただ、書物の周りにもびんが置いてあったので、
手にとって見るにはかなり慎重にならなければダメでしょうね!
お手伝いのお話が出た時は2つ返事で了解しました。
むしろ「やらせてください!」と土下座する勢いでした(笑)
私は印刷出版関係の人間なので、その方面の作業には慣れっこなのです。
よ~かんさんの分まで(?)、頑張ります。

なんと!中身がまだ見られていないのですか!
相当な強敵ですね……
一度、その状態を写真に撮ってブログにアップしてみては?
良いアイディアをお持ちの方が他にいらっしゃるかも……

ついに行かれましたか!
実は僕も2年前に結婚前の妻と訪れていたのですが、当時は知識も乏しく
今、改めて訪問したい思いです。
やはり先生のお人柄・・・弱い物に対する愛情に考えさせられるものがあります。
「平成ボトルブルース」は読まれましたか?もしまだでしたら強くオススメしておきます。
日本のボトルファン達に哲学やスピリチュアルもの影響を与えた庄司先生と、同時代に生きることが出来て本当に幸せです!

ボトルソウドウさん、こんばんは!

ボトルソウドウさんも伴侶の方と訪れていたのですね!
さぞかし素敵なデートになったことでしょう!?
ボトルシアターは博士のお人柄もあって、あまり詳しくない人でも楽しめますよね。
今度はお友達を連れて行きたいな〜と思いました。

『平成ボトルブルース』、是非とも読みたいのですが、古本屋でも見つけられず、
ネットではかなりの高額で、なかなか手が出せないでいます……やはり読むべきですよね〜
今回、博士のお人柄に触れて、ますます読みたくなりました!
『びんだま飛ばそ』は持っているので、持参してサインを書いて頂きましたよ。
それがまた、とっても愛らしいサインなのです!家宝にします(笑)


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Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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