topimage

2017-05

白美液本舗 白美液 - 2014.12.07 Sun





深い緑色のビンに、黒い樹脂製のスクリューキャップ。
白美液本舗の白美液です。

単色のラベルには大きく「白美液」とあり、その下には
「世界各國専売特許 高級美容化粧料」とあります。
珍しいことに、発売元の記述は、どこにもありません。
このビンのフォルムを見て思い出すのは、ゲランのミツコ。
過去記事でも取り上げていますが、これはとても特徴的な形で、
他にあまり見かけることがありません。
肩章を付けた軍服のフォルムをモチーフにしていると言われています。
この肩の膨らみがあるだけで、優雅に見えるから不思議です!





ビンの側面と底面にはしっかりとしたエンボス。

この白美液、ネットで検索してみると取り上げているコレクター様がポツポツいらっしゃるので、
そこまで珍しいものではなさそうです。
ただ、詳しい背景に言及したものはなくて、はてな?と思っていましたので、
ちょっとだけ調べてみました。

白美液は、1931年に東京築地に本社を置く白美液本舗から発売されたようです。
白美液本舗について詳しいことは分かりませんが、当時の広告やポスターを見る限りでは、
白美液だけではなく、白美水白粉や白美固煉白粉など、「白美シリーズ」化粧品を
製造販売していたと思われます。
広告の説明によれば、「深海に産する或る植物から発明した」とのことですが、そもそも、
光の届かない深海に植物は存在しないのでは!?
あとに続く「ヨードペクチンの作用で皮膚の荒れを防ぎ真から色を白く美しくします」
という説明を見る限り、深海どーのこーのではなくて、普通にワカメなどの海藻を
原料にしていたのだろうな〜と思います。



そういえば、ビン背面のラベルに書かれたイラストが、どことなく海藻っぽいですよ!
海藻を意識してデザインされたのかもしれませんね。

広告で見たことのある白美液は、乳白色のビンに華やかなラベルが貼られています。
その広告の日付は昭和6年とあり、発売年と同年ですので、発売当初のデザインでしょう。
この緑のビンは、形こそ変わらないものの当初のビンに比べてかなり印象が違います。
戦時の物資不足がデザイン変更の要因かなと思いますが、真相はいかがなものなのでしょう?



スクリューキャップは固く閉まっていて、開けることができません。
中にはまだ少し化粧水が残っていて、ところどころ黒ずんでいます。
洗ったらもっとキレイになるのでしょうが、なかなか難しそうです。

スポンサーサイト

● COMMENT ●

こんばんは~
昔のらしいクドい程のエンボスが堪りませんね~
そして、「深海に産する或る植物から発明した」とかのくだりとか、大好き
です(笑) 昔のこういった記述って、すごい大袈裟だったり断定だったり、
有り得なさそうだったりと、読んでいてもとっても面白いです。

フォルムも魅力的ですけど、特にこの色。最後の光を透過した写真が
素晴らしいです。気泡もきれい。海藻を意識したデザイン、もしかしたら
壜の色も海藻を意識してるのかな・・・

ミツコの壜も拝見しましたが、ホント独創的ですね。
一瞬、髪型?とか思いましたが、食パンにも見えてしまいました(笑)

そうそう、今更でアレなんですがリンクを頂いてもよろしいでしょうか?
いつもお伺いするところにはリンクさせて頂きたいのです。

よ〜かんさん、こんばんは!

昔の広告は突っ込みどころ満載で、本当面白いんですよね!
広告評論家の天野祐吉さん著「嘘八百」シリーズは私の愛読書です。
ご存知なければ是非読んでみて頂きたいですね〜
笑えるし、資料としても興味深い内容です。

ミツコのビンは、私も最初食パンかと思いました(笑)
ミツコは1919年、白美液は1931年発売ですから、白美液がビンのフォルムを
真似た可能性は高いと考えています。

リンク、是非お願いします!
私もそれを考えていたのですが、なかなかタイミングを掴めず……
申し出て頂いてとても嬉しいです!
リンク貼らせて頂きますね〜

嘘八百シリーズ、知りませんでした!
すぐさま探してみたら、もうAMAZONでは新品を手に入れられなさそうです・・・
仕方ないので、古本を探してもうシリーズの三冊までは速攻注文しました(笑)
変な名前とか文とか地名とかすっごい好きで、例えばびんで言えば、有名どころ
よりも、謎な名前のエンボスがあったりする方が嬉しい人です。なので、今回の
この本が届くのが、もう楽しみで仕方ありません。確実に私のツボに入る筈です。
教えていただいてありがとうございます♪

確かに、白美液はひょろ長いミツコって感じですね(笑)

リンク、貼らせていただきました。そして相互もありがとうございます。こちらこそ
とても嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kuronekochuck.blog.fc2.com/tb.php/43-44f992cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

大阪オゾン研究社 オゾンパイプ «  | BLOG TOP |  » ニナリッチ レールデュタン

プロフィール

黒猫チャック

Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
インスタグラム始めました。
ID:KURONEKO0118

アナログ時計(黒)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
化粧水ビン (17)
香水ビン (29)
白粉ビン (11)
本 (2)
クリームビン (7)
白粉紙箱 (2)
生理用品 (1)
その他 (13)
香油ビン (1)
インクビン (1)
薬ビン (5)
白髪染めビン (1)
缶 (2)
ポマードビン (1)
玩具 (1)
乳液ビン (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR