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2015-12

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クリスマスツリー用電球 - 2015.12.24 Thu



サンタさんに、雪だるま!
幾つになってもクリスマスは良いものです。
今日は戦後まもなく作られたと思われる、クリスマスツリー用の電球をご紹介します。

これは結構前に手に入れた物なのですが、どうせならクリスマス時期に取り上げたい!
と思って、大切に暖めていました。
そうしたら、案の定暖め過ぎてしまって、本当ならクリスマスの1週間前ぐらいには
取り上げたかったのですが、結局当日になってしまうという、いつも通りの展開です(笑)

クリスマスツリー用電球について、私には何の知識もないのでネットで調べてみると、
物凄い詳しく解説していらっしゃるブログを見つけました。
ものすごく助かりました。
興味のある方は是非覗いてみてください。

passerby ークリスマス電球の歴史ー

このブログによれば、日本が輸出用のクリスマス電球を作り始めたのは
1916年の第一次大戦以降のことだそうです。
そんな昔から作られていたとは、驚きました。
当初は花や果物などの形をした電球がメインだったのが、戦後になって
サンタや雪だるま、家、提灯、着物を着た狸(←!?)など、ユニークな形をした
「ファンシーランプ(変形電球)」が登場し、それが主流となったそうです。
第二次大戦により中断されていた生産と輸出は1946年に再開され、
1966年には輸出量のピークを迎えます。
一時期はアメリカで使われるクリスマスツリー用電球の9割が日本製だったとのこと、
輸出量の凄まじさが伺えますね。



クリスマスと言えば、主役はやはりサンタさんでしょう!
右の二個はそれなりに可愛いのですが、一番状態の良いやつが真顔で怖い!



いやでも、よく見ると可愛……やっぱり怖い!
ちなみにひっくり返しても同じ顔があります。
サイズは大体6cmから7cmほどです。



トボケタお顔が可愛い!雪ダルマ君です。



右手の平から血がピューッて出てるように見えるのは気のせいか?



これをクリスマス用の電球に使おうとする発想がすごい(笑)
調べる前は猿かと思っていたのですが、これはどうやら狸のようです。
手に持っているのは琵琶でしょうか?



つぶらな瞳がたまらん!



これは、オウムかな?それともインコかな?



色鮮やかです!



左が花籠、右が長提灯、真ん中は何なのかいまいち分かりません!
お花のようなエンボスが入っていますね。



提灯をクリスマスの飾りに使うなんてビックリです!
シブイ……!
このシュールさがたまりません!
当時のアメリカ人はこれが何なのか分かっていたのでしょうか?
細かいことはともかく、異国情緒な雰囲気が好まれていたのかもしれませんね。



ソケット部分を見てみると「15V JAPAN」とあります。



もしかしたら点くんじゃないかと思って、わざわざ実験セットを買ってみましたが
一つも点かないという悲しい結果になりました(笑)

クリスマスがやってくると、今年もいよいよ終わるんだという実感が湧きますね!
私は特に予定も無く、いつも通り仕事をして過ごします……。
それでは皆さん、良いクリスマスを!

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ベルツ水あれこれ - 2015.12.20 Sun

Bälz-1

随分とご無沙汰してしまいました!

またベルツ水です。
mukashi_noさまのコメントを受けて、ベルツ水が気になってきてしまいました。
(すぐ人に影響される人間です 笑)
それで、手持ちのベルツ水を探してみたところ、二本ありました。
それに加えて、先日あんてぃかーゆさんで見せてもらって、
そのまま連れ帰って来てしまったビンを合わせると、合計三本です。
どれも情報が少ないので、それほど言及できることはありません。
でも、ちょっとした面白い発見もあったので、今回はベルツ水を取り上げます。

Bälz-5

私の持っている物の中で一番大きなベルツ水です。
全長12cm、横幅は5.3cmほどです。
蓋はありませんが、口の形状を見る限り、コルク栓がはまっていたのだろうと思います。
地味に見えるかもしれませんが、ビンのデザインは結構凝っていますよ!
上から見ると楕円形で、両端の部分に半円形がくっついた感じです。(写真撮り忘れた…)
そしてビンの下部と肩の部分に細かいストライプのエンボスが入っています。

Bälz-6

控えめなサイズのラベルは「竹っぽいデザインだなあ〜」と思っていましたが、
よくよく見ると違うような……でも、とっても和を感じさせるデザインです。
そのラベルには「高級ベルツ水」との記述があります。
自分で「高級」と言っちゃうあたりが何とも言えませんね!
でも「最高級」じゃないだけ、謙虚と言えるかもしれません(笑)

Bälz-7

背面にも辛うじてラベルが残っています。
発売元の名称でしょうか、「アキラ化粧料」と読むことができます。
住所は「日本●(←破れて読めない)區堀留町一ノ一〇」、
それから「責任者……吉田正次」の文字も読めます。
一部文字が読めませんが「日本●區」は「日本橋区」のことだと思われます。
日本橋区は、1878年から1947年まで東京に存在した区でした。
文字が右から左なのと、コルク栓が使用されていたこと、
ビンもラベルも綺麗なこと、ベルツ水の発明が1883年であることを考慮すると、
1883年から1940年ぐらいの物かと思います。

Bälz-8

お次はこちら。
これは一度写真を載せたことがあると思います。
びん博士との出会いの切っ掛けになったビンです。(その時の記事はコチラ
今では図鑑作成のお手伝いのため、週一でお会いしておりますが、
本当に仲良くさせて頂いています。
一年前には、まさかこんな展開になるなんて夢にも思わず……
このビンにも感謝、感謝です!

えーと、話が逸れました。
ビンの全長は、前回取り上げた美顔水とほぼ変わらず10cm、横幅は4.5cmほどです。
中の汚れが酷かったので撮影前にちょっと洗いました。
取りきれなかった汚れは、また次の機会に……。
(前にも書きましたが、ラベル付きのビンを洗うのは骨が折れますし、神経使います。
水にちょっと濡れるくらいなら大丈夫、というのは分かってきましたので、
最初に比べて大分大雑把にはなりましたが、それでもラベルが水に濡れる度に
寿命が縮んでいるような気がします 笑)
ビンの形はそれほど珍しくありませんが、他のベルツ水と比べてラベルは個性派ですね!
花の意匠が華やかで女性的です。「SKIN LOTION ベルツ水」とあります。
ベルツ水は医薬品ですが、化粧品として販売されていたのかも?
口に嵌まっていたと思われるコルク栓は、小さくなって中に落ち込んでいましたが、
中を洗って水を捨てる際に口部分に戻りました。

Bälz-9

背面にもラベルがあります。
「複方ベルツ水 本品は肌のあれを防ぎひび志もやけを予防す」「適量を使用すべし」
「定價25銭」と書いてあります。
複方ってなんだ?と思って調べてみると、数種の薬品を調合した薬剤のことだそうです。
ちなみに、ベルツ水はグリセリン・ アルコール・水酸化カリウムを主成分としています。

これだけの情報では年代の特定は難しいですが、
戦前の物であることは間違い無さそうです。

Bälz-2

さて、ベルツ水ばかりでもう飽きた!というそこのアナタ、ご安心ください。
このベルツ水が最後になります。
全長は蓋を含めて11.7cm、横幅は4.7cmほどです。
ラベルは地味目ですが、ビンの青色がとっても綺麗です。
サザレベルツ水というネーミングの由来は謎ですが、どことなく情緒を感じますね!
ラベル下部には「SAZARE BERUTU WATER」「HIDAI CO」「TOKYO」とあります。
「HIDAI」は発売元だと思われます。「比田井」でしょうか?
あまり聞き慣れない珍しい名字ですが、長野県に多いようです。
長野県出身の方が東京に出て販売していたのかな?妄想が膨らみます。

ところで、このベルツ水のビン、どこかで見た事がありませんか?
ちょっと比べて見ましょう。

Bälz-3

どうでしょうか?サイズは美顔水より一回り大きいものの、似ていますよね!
もしかして、このベルツ水も美顔水を真似たのでしょうか?
蓋を見てみましょう。

Bälz-4

上がベルツ水、下が美顔水です。
桃谷順天館の桃とトンボのマークが、どちらにもしっかりと入っています!
ベルツ水の発売元が蓋までそっくり真似て作ったというのは、考えにくい話です。
コストが掛かりますし、頑張って作ったとしても登録商標の問題で揉めるリスクもあります。
これはどうやら、真似たのではなくて、美顔水のビンを「再利用」した物のようです。
現在では到底考えられませんが、他社の空きビンを再利用して商品を販売することは、
戦前から戦後にかけては普通に行われていた事だと聞いたことがあります。
これもそういう経緯のある商品なのかもしれません。
もちろん、ただ真似て作ったという可能性もあります。
いずれにせよ、これが美顔水の容器の新装後に販売された物であることは間違い無さそうです。

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プロフィール

黒猫チャック

Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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