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2015-07

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田中地球堂 薄化粧あらい粉ヤッコ - 2015.07.30 Thu



このゴチャゴチャ感!
やり過ぎなデザインがたまりません~
田中地球堂の薄化粧あらい粉ヤッコです。

「あらい粉」なのに「薄化粧」とはこれ如何に?
薄化粧用の洗粉なのでしょうか?
ワスレコモノでは、デザインや名称が微妙に違うものが掲載されていますね。
そちらでは「美人剤ヤッコ」という名称で紹介されています。
私の持っている物とそっくりな缶容器だし、デザインにも共通性が見られるので、
発売元や中身の洗粉は同一だと思うのですが、実際のところどうなのか気になります!
この「ヤッコ」さん、本名を川上貞奴といい、日本で初めての女優として有名です。
明治末期から大正中期にかけて国の内外を問わず活躍しました。
川上貞奴に関しては詳しいサイトが山ほどありますので、詳細は割愛させて頂きます。



上部には『女俳優マダム川上貞奴贈品』とあります。
贈品なんて言ってますけど、多分ウソだと思います(笑)



正面アップ!
右上には『Natural Beauty』とあります。
左上の女性は貞奴さんの肖像でしょうか?全然似てないけど……(笑)

反時計周りに回してみます。





『yakko』の書体がかっくいい!おフランスというよりアメリカン!





蓋を引き上げると注ぎ口?が現れる仕組みになっています。
穴がなんとも不気味だったのでハムスターを合成しちゃいました。
こういう無駄なことをしなければもう少しハイペースで更新できると思う。



そして缶の蓋の上部分にはリアルな貞奴さんが!
これは何となく面影ありますね。

今回もネット上の資料を総動員して調べてみましたが、
発売元の田中地球堂については、残念ながら何も分かりませんでした。
1906年6月の商報で広告を発見しましたので、その頃発売された物だと思われます。
貞奴さんが、日本で初めて女優として舞台に立ったのは1902年(1903年の説もあり?)
で、1917年の引退まで人気を博したようですから、時期的にも違和感ありませんね。
その広告がこれ。



なんていうか……もう少し美人に描いてくれても良いよね!
左隣の「カール」は、整髪料か何かだったのでしょうか?
「くせと縮毛を直す」というと、私はコテを思い浮かべてしまうのですが、
ひと袋いくらの値段が書いてあるということは、粉状の洗髪料かな。

1920年、女流作家の長谷川時雨が、貞奴について綴った「マダム貞奴」には、
以下の記述があります。

『化粧品には争ってマダム貞奴の仏蘭西土産であることを標榜した新製品が
 盛んに売出され、広告にはそのチャーミングな顔が印刷されたりした。』

貞奴が日本でいかに熱狂的に受け入れられていたかが分かります。
ただ一つ気になるのは、『新製品が盛んに売出され』たはずなのに、
ヤッコ関連の化粧品で見たことがあるのは洗粉の缶だけだということ。
化粧水とか白粉とか、もっとありそうなものなんですけどね〜

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レーム化粧料本舗 レーム化粧水 - 2015.07.19 Sun



またレームかよ!と思った人、ごめんなさい。
またレームです(笑)
レーム化粧料本舗のレーム化粧水です。
特に目新しい情報はありませんが、あまり日を置かずに紹介しておきたいのです。
台形で丸みがほとんどありません!
この時代のビンでは案外珍しい形かもしれません。



化粧水は箱は持っていませんが、サイズ違いで2つ持っています。
全長を比べると小さいほうは約14cm、大きいほうは約15cmくらいで、
微妙なサイズ違いです!(ちなみに小さいほうは未開栓)
あ、でも、小さいほうはコルク栓分の高さがあるわけで、純粋にビンの高さだけ
比べてみると2cmの差があります。
大、中、小で三種類のサイズを売っていたのかもしれないと思いましたが、
単なる規格違いである可能性もある気がします。



ラベルのデザインはとても華やかですね!
2つを比べてみてもデザインにはほとんど違いがありません。
薔薇のイラストがいかにも「高等化粧料」らしい雰囲気を醸し出してます。
レームは特にこれといった決まったモチーフは無いんですね。
これまで紹介したレームの商品の共通点といえば、花が使われていることぐらいでしょうか?

で、このラベル、ビンの三面に渡ってグルッと貼ってあるんです。
正面から反時計周りにビンをまわしてみると……



ぐるぐる〜



ぐるぐる〜



ぐるぐる〜

レームのデザインは気合いが入っていて見ていて面白いですね。
商報をそれなりに調べてみても全然情報がないのが残念です。
日本粧業会はなぜか大正期の資料が少ないんですよね〜
レートが商標の問題でレームを訴えた、大正11年頃の資料がもっとあれば、
なにかしら分かりそうな気がするのですが……



この2つのビン、ゆがみがすごい!
特に小さいほうは一部尖ったもので突いたような凹みが見られます。
上の写真の中央部分が凹んでるんですが……分かるでしょうか?



未開栓なせいか、中に残っている化粧水は沈殿物もなくキレイな蜜のようです。
それにしてもガラスが薄くて怖い!
ちょっとしたショックで割れちゃいそうです。
大きな地震が起きませんように……

昇英堂 ゴコーのかほり - 2015.07.11 Sat



赤地に手描きの花々が印象的です!
昇英堂のゴコーのかほりです。
こちらは前々回の記事でちょっぴり写真に写っていましたね。
あんてぃかーゆさんで購入したものです。
謎が多いゴコーですが、敢えて取り上げます。



ビン背面の下部には「GOKŌ」のエンボスがあります。



横から見ると、このビンの作りの悪さがよく分かります!
常に前のめりです。この姿勢、見習いたい!笑



箱も、立っているのがやっとという状態です。
でも紙箱が残っているだけでもラッキーかな〜



箱の底面には「株式会社 昇英堂 京都市伏見区新町四丁目」との記述。
ポマードや香油などのヘアケア商品を主力とした化粧品会社だったようです。
創業者や創業年等はさっぱり分かりませんが、資料を見たところ1920年代から広告が
見受けられるので、そこそこの歴史はある企業だと思います。

1920年代の広告では、「ゴコー」ではなく「御香」と表記されています。
主力商品は「御香椿油」だったようです。
1930年代になると、「御香」が「ゴコー」となり、モダンなデザインのビンに入った
新商品(ゴコーブーケポマード、洋髪香油ゴコー)も登場しています。
ハイカラな横文字を冠した競合他社の製品が多くなる中で、昇英堂も、これじゃイカン!
と思ったのかもしれませんね。
更に1940年代に入ると新商品が続々と登場、ゴコーのかほりもこの頃発売されたようです。
ボトルソウドウさんの拾ったゴコーはこの頃に発売された「ゴコー黒椿」かも?
こちらのサイトで「ゴコー黒椿」の広告が紹介されています。)
ゴコーのかほりは、香りを楽しめる整髪料(頭髪香水)として販売されていたようです。
その広告によると、香りのバリエーションはバイオレットとジャスミンの2種類のみ。
私が今回取り上げた、ローズが発売されたのはいつごろなんでしょう。
箱の文字が左から右なのと、瓶のデザインもなんとなく戦後っぽい?ので、
ローズは戦後発売された物かもしれません。
資料で昇英堂の存在を確認できるのは1950年までです。

最近、小間物化粧品商報を見るのにハマっていて、今回の記事は商報を参考に書きました。
日本粧業会がネット上に公開している、戦前から現代に至るまでの資料です。
化粧品を調べるのに大変便利な資料なのですが、実はつい最近までその存在を知りませんでした!
本当に興味深い情報ばかりで、もっと早く知っていたら…!と悔やまれて仕方ありません。
商報を見るには、骨董市やオクで入手するか図書館に行くしかないと思っていたのですが、
これはお金をかけずにいくらでも見ることができるので本当に助かります。
ただ、大量のデータの中から必要な情報を見つけ出すのは大変で、閲覧しているとあっという間に
時間が過ぎてしまうのが困りものです(笑)
適当に飛ばし読みしているので見落としもあるでしょうが、上手いこと使っていければと思います。


追記:創業年不明としましたが、1950年の広告に「祝55周年」との記述がありました!
ということは、創業は1895年でしょうか。歴史がありますね。
更に1951年にも広告が出ているとのことなので、少なくとも1951年までは存在していた
ことになります。情報提供ありがとうございました。

身元不明のビン達のお話 その2 - 2015.07.04 Sat



今回は、美しい香水ビン達をまとめて紹介します。
商品を入れるために作られた物ではない、容れ物として売られる香水ビンです。
私は基本的に、中身を売るために工夫を凝らしたものが好きなのですが、
こういうのもロマンチックで素敵ですよね〜!
特に、プシュプシュ(正式名称:バルブアトマイザー)にはロマンを感じずにいられません!
こういう物の身元調査って、手掛かりが少な過ぎて不可能な気がするので、
身元不明のビンとして紹介します。



まず、青い切り子風の香水ビン。
「切り子風」としたのは、私が切り子に関して知識がなくて断定できないからです(汗)
それに、見た感じ作りが甘いので、それほど高価な物ではないと思います。
でもこの作りの甘い感じが良いのよ!
1960年とか70年代ぐらいのものじゃないでしょうかね?
ちなみにバルブは死んでいて、「プシュプシュ」というより「スカスカ」です……



唯一の手掛かりは、この「N」と記されたラベル。



お次は、バラ(?)の描かれた陶器の香水ビンです。
質感がほっこりしてて良い雰囲気です。
こちらもバルブが壊れちゃってます…素材が柔だから壊れやすいんでしょうかね?
金属部分だけが残ったバルブアトマイザーも時々見ます。



細かいヒビのようなものが全体に入ってます。
底を見ると経年劣化が顕著でグッときますね〜
手掛かりになりそうなものは何もありません。



この香水ビンは色がすごく良いー!
見つけた瞬間にひとめぼれでした。
ゴムが丸出しになっちゃってますが、バルブは生きています。



底にはエッチングで「MADE IN JAPAN」とあります。

そして、この香水ビン、色が綺麗なだけじゃないんです。
この香水ビンの色を見て、「おや?」と思った人は勘が良いですね!



ピカーッ!っと、光ってます!
そう、これはどうやらウランガラスのようです。
調べてみるとウランガラスは二次大戦以降、日本ではほとんど作られていないようですから、
戦前の物でしょうか?(これを売っていた方は大正期の物だと仰っていました)
普通の香水ビンとして売られていたのを、普通の香水ビンとして買ったのに、
ブラックライトを当ててみたらびっくり!
よ〜かんさんのところで、ウランガラスの画像を見た後のことだったので、
本物を間近で見れたのは感激です!
こんなに眩しい光り方をすると思わなかったので、ちょっとビビりました(笑)
この眩しさ、この下手な写真で伝わりますでしょうか?



でも私はやっぱり、光ってない時の色が好きかな!
雨の日の空に似合います。

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プロフィール

黒猫チャック

Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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