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資生堂 資生堂歯磨 - 2015.09.12 Sat



花椿の意匠が可愛い! 資生堂の資生堂歯磨です。
昔の資生堂デザインが好きな人にはお馴染みの品ではないでしょうか?
直径はそれぞれ約7,3cm、高さ約2,5cmほどです。
全て未開封なので、振ると固いものが動く音がします(汗)

資生堂関連のものは異常な値が付いていることが多いのですが(特にビン類 泣)、
そんなご時世でも資生堂歯磨はお安く手に入ります。流通量が多いからでしょうね。
よくよく見ると、デザインや名称が微妙に違うものがあるので、これ持ってないな?と
思ったら、お買い上げするようにしています。

トップ画像はそうして集まった四種類の資生堂歯磨です……と言いたいところですが、
上の2つは年代もデザインもどうやらほぼ同じで、劣化具合が違うだけ。残念!
なので正確には三種類の資生堂歯磨です。 他にも袋タイプを持っているのですが、
写真に収めるにはどうにもバランスが悪かったので、この記事の後半でお見せします。

資生堂は現在ではファンデーションや口紅など、コスメティックのイメージが強いですが、
調剤薬局として創立してから戦後にかけては、歯磨は主力商品の1つでした。
創立から16年後の1888年(←歯が並んでる!)には日本初の煉歯磨、福原衛生歯磨石鹸を発売。
それまでの日本では粉状の歯磨が主流でした。粉と比べ飛び散らない、歯を傷つけない等の理由で、
福原衛生歯磨石鹸は大ヒットします。 当時は陶製の容器に詰めて売られていました。
1916年、資生堂の歯磨は陶製の容器からチューブ入りの煉歯磨に変わります。
この頃から化粧品部や意匠部が開設され、資生堂は化粧品事業を本格的に始動しました。
チューブ入りの煉歯磨は名称やデザインを変えながらその後も販売され続けますが、
戦争の影が色濃くなった1938年、資材節約のためチューブの使用が禁止にされます。
その代替品として作られたのがカートン、缶、陶製の容器でした。
いずれも円型で、花椿が一輪デザインされています。

私の持っている中にも、缶がありますが、これは割と古いものかもしれません。







1938年~41年くらいのものかな?
缶を作る資材的余裕があった時に作られたものだと思います。
住所は1943年に廃止された「東京市」なので、少なくともそれ以前でしょうね。
価格は「○停 20Sen」となっています。







もう一つ、見るからに戦中の苦しい時代に作られたっぽいもの。
印刷は最小限で、地のカートンが剥き出しになっています。
住所はこちらも「東京市」となっていますので、1943年以前のものでしょうか。
価格は「○協 21銭」が訂正されて「○停 23セン」となっています。
表面ラベルの左下、「SHISEIDO GINZA TOKYO」が「資生堂 東京 銀座」になっています。
戦時中、英語は敵性語として排除される傾向にありましたから、資生堂もそれに倣ったのでしょう。
側面の封紙にはローマ字のロゴ…、これは大事な会社ロゴですから、変えるわけにはいきませんよね。
表には堂々と載せることができないから、敢えて側面の封紙に大きく印刷したのでしょうか?
でもこの位置だと、使用するお客さんによって引き裂かれたり剥がされたりしてしまいます。
苦肉の策だったのかもしれません。と、勝手に想像。

戦後、化粧品の原料の調達もままならない中、資生堂が確実に生産できる商品が歯磨でした。
化粧品分野よりも規制の少なかった薬品分野の商品である歯磨は、資生堂の戦後を支える
重要な役割を果たします。
1946年、カートン容器入り四円、缶・陶製容器入り五円で販売が再開されます。







私の持っている物の中では、これが戦後発売されたものではないかと思っています。
住所の表記は「東京都」となっているので1943年以降なのは間違いないかな?
価格は「○許 ¥6.00」とお高めなので、戦後、販売が再開されてしばらくのものかもしれません。
右にはスタンプで「¥14.00」とありますが、訂正後の価格?
インフレにもほどがある!



ちなみに、これが紙袋に入った粉状の資生堂歯磨です。
これも戦後の物と思われます。サイズは縦13cm、横9,5cmほどです。
住所は「東京都」、価格は「○公 2円40銭」。
戦後の資生堂歯磨、復活第一号はこの粉状の資生堂歯磨だったらしい?のですが、
詳しいことはよく分かりません。



1948年の広告です。紙袋の資生堂歯磨が写っています。
モデルは女優の高峰秀子さん?可愛らしくて好きです!

ところで、戦後の資生堂歯磨はどうやら不評だったようなんですよね〜
改良を行っても評判は回復せず、再建を図るために一度歯磨事業から撤退しています。
それから2年もの歳月をかけて開発したのが、1952年発売の「資生堂パール歯磨」でした。
日本初の多泡性の歯磨だったことや宣伝の工夫が功を奏して、評判は良かったみたいです。







資生堂パール歯磨はチューブタイプもありますが、私が持っているのは缶タイプです。
サイズは縦7cm、横6,4cmほどです。
資生堂関連のものは異常な値が付いていることが多いのですが(特にビン類 泣)、
そんなご時世でも資生堂パール歯磨の缶はお安く手に入……(以下略)。

1968年、資生堂はパール歯磨の後継商品として「資生堂歯磨エコー」を発売しています。
その後の資生堂の歯磨事業については、いまいち分かりませんでした。
80年代にも歯磨ブランドがあったようですが(オンエアー・オンウェーブとメディック)、
その後は歯磨事業から完全に撤退して、そのまま現在に至るようです。


話は変わりますが、今朝の大きな地震でビンが4、5本倒れました(泣)
割れはしなかったので良いのですが、扉付きのキャビネットに入れていても、
扉に寄りかかるようにして倒れられると開けるときに落ちてくるのでハラハラします。
びん博士みたいにピアノ線張ろうかな。。
何回か大きめの揺れを体験すると、倒れやすいビンの傾向が分かってきますね!

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田中地球堂 薄化粧あらい粉ヤッコ - 2015.07.30 Thu



このゴチャゴチャ感!
やり過ぎなデザインがたまりません~
田中地球堂の薄化粧あらい粉ヤッコです。

「あらい粉」なのに「薄化粧」とはこれ如何に?
薄化粧用の洗粉なのでしょうか?
ワスレコモノでは、デザインや名称が微妙に違うものが掲載されていますね。
そちらでは「美人剤ヤッコ」という名称で紹介されています。
私の持っている物とそっくりな缶容器だし、デザインにも共通性が見られるので、
発売元や中身の洗粉は同一だと思うのですが、実際のところどうなのか気になります!
この「ヤッコ」さん、本名を川上貞奴といい、日本で初めての女優として有名です。
明治末期から大正中期にかけて国の内外を問わず活躍しました。
川上貞奴に関しては詳しいサイトが山ほどありますので、詳細は割愛させて頂きます。



上部には『女俳優マダム川上貞奴贈品』とあります。
贈品なんて言ってますけど、多分ウソだと思います(笑)



正面アップ!
右上には『Natural Beauty』とあります。
左上の女性は貞奴さんの肖像でしょうか?全然似てないけど……(笑)

反時計周りに回してみます。





『yakko』の書体がかっくいい!おフランスというよりアメリカン!





蓋を引き上げると注ぎ口?が現れる仕組みになっています。
穴がなんとも不気味だったのでハムスターを合成しちゃいました。
こういう無駄なことをしなければもう少しハイペースで更新できると思う。



そして缶の蓋の上部分にはリアルな貞奴さんが!
これは何となく面影ありますね。

今回もネット上の資料を総動員して調べてみましたが、
発売元の田中地球堂については、残念ながら何も分かりませんでした。
1906年6月の商報で広告を発見しましたので、その頃発売された物だと思われます。
貞奴さんが、日本で初めて女優として舞台に立ったのは1902年(1903年の説もあり?)
で、1917年の引退まで人気を博したようですから、時期的にも違和感ありませんね。
その広告がこれ。



なんていうか……もう少し美人に描いてくれても良いよね!
左隣の「カール」は、整髪料か何かだったのでしょうか?
「くせと縮毛を直す」というと、私はコテを思い浮かべてしまうのですが、
ひと袋いくらの値段が書いてあるということは、粉状の洗髪料かな。

1920年、女流作家の長谷川時雨が、貞奴について綴った「マダム貞奴」には、
以下の記述があります。

『化粧品には争ってマダム貞奴の仏蘭西土産であることを標榜した新製品が
 盛んに売出され、広告にはそのチャーミングな顔が印刷されたりした。』

貞奴が日本でいかに熱狂的に受け入れられていたかが分かります。
ただ一つ気になるのは、『新製品が盛んに売出され』たはずなのに、
ヤッコ関連の化粧品で見たことがあるのは洗粉の缶だけだということ。
化粧水とか白粉とか、もっとありそうなものなんですけどね〜

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プロフィール

黒猫チャック

Author:黒猫チャック
香水瓶収集からはじまり、日本の化粧品デザインに辿り着きました。特にビンが大好き!ラベルが残ってたら最高です。
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